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2005.11.07

絶対少年#24「彼女たちの小さな冒険」

ついに復活の希紗たん。・・・風呂入ってないけどね。
希紗の誕生日っていつでしたっけ。少なくともその日からクリスマスイブまでお風呂に入ってないようです。すご。
きっとパンツもあれから替えてませんね。もう一部の好事家だけしか喜ばないような女の子になっちゃってます。ヒロインとしてそれはいかがなものかと。
希紗たんは不潔ヒロインオブジイヤーですね!!

そしてついにりえぞーと希紗たんの直接対決。
あ、もちろんりえぞーは風呂入ってますよ。
それから腹黒じゃありません。しつこいようですが。

二人の漫才、じゃなかった会話が妙に面白かったので結構長く抜き出してしまいました。例によって長いです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
相変わらず横浜みなとみらい地区上空に居座り続ける巨大物体を、自室から見ている希紗。白いハネタマゴも一緒です。
巨大物体を「あっちの方がブンちゃんっぽい・・・」という希紗。ハネタマゴがブンちゃんの生まれ変わりなのかどうか、希紗には確信が持てないのでした。

いっぽう、トンデモ業界の新ガジェット「マテリアルフェアリー」説を引っさげて、一躍時の人に祭り上げられたスカワラさん。もうスケジュール帳もびっしりで、断りをいれなきゃならないほど仕事が殺到しているのでした。巨大物体様々です。
そんなスカワラさんのところへ元の上司、堂丸さんから電話が。
天狗になっていたら怒鳴りつけてやろうと思っていたという堂丸さんでしたが、まだスカワラさんが自己や対象への客観性を失っていない様子だったことに安心した様子。
マテリアルフェアリーで世間の脚光を浴びて、お前はどうしたい? と問う堂丸さん。
「目指せ、キー局・・・」とスカワラさん。
「行けそうか?」
「今ん所、そのメはないね」
全国区のキャラクターとなった今の須賀原晶なら、局アナにこだわらなければ足がかりとしては十分だろ? と水を向ける堂丸さん。つまりそれは、キー局の局アナ(というよりスカワラさんの目指してるのはアンカーウーマンとか記者とかそんなんでしょうけど)という目標をあきらめて、今の立場を利用して、例えばトンデモ系評論家として身を立てたりする手もあるんじゃないか? てことでしょうね。
一瞬マジ顔になって考えるスカワラさん。そして苦笑。
「危ない危ない、使い捨てはゴメンだからね」
あと一つ、取材に予断は禁物、と言い残して電話を切る堂丸さん。

堂丸さんはスカワラさんのことをすごく買ってますよね。だから有名になったからって勘違いして初心を見失わないか心配してる。でもそれはスカワラさん自身が自覚していなければ意味がないから、自分から気づかせるように水を向けるような話し方をする。いい(元)上司の下で修行しましたね、スカワラさん。
まあ、先週のスカワラさんの飛ばしっぷりを見てたら、堂丸さんじゃなくてもちょっと心配になりますけどね。

実際、マスコミ業界には自分自身の虚像に振り回されて、勘違いキャラとして居場所を見つけちゃってるような人、うようよいますからね。平和主義をモットーとする当ブログでは、どこの誰とかそんなことは言いませんが。

何日ぶりかに引きこもりを返上して外に出かけようとする希紗。

おや? 谷川家の表札には受信料支払いを証明するNHKシールが貼ってあります。希紗の親はちゃんと受信料を払ってるようですね。立派なもんです。でも、受信料を払っていても、子供がどうなっていようが全然無関心の親と、受信料払ってなくても我が子にちゃんと向き合える親と、どっちが立派なんでしょう。そう考えたらちょっと皮肉な演出です。
あと、民放で放送できなくなっちゃいましたね、このアニメ。

「行かない方がいいのかな・・・行く?」背中のリュックの中のハネタマゴに尋ねる希紗。問いかけに答えるかのようにリュックの中で動くハネタマゴに促されて、希紗は家をあとにします。

どこかへ出かけるためにマンションを出た成基は、マンションのそばで待っていた希紗に出くわします。成基を見てちょっと笑う希紗。かわいいとこあるじゃないですか。見た目ボロボロですけど。
携帯にも出ないでどうしてたんだ、と問われて、初めて自分が携帯を持っていないことに気づく希紗。しかも自分で壊してしまったことをすっかり忘れています。

急いでいるから歩きながら話そうという成基。二人は、横浜−関内間が不通になって関内折り返しになってしまった電車に乗って、横浜中心部に向かいます。乗客の全然いない電車。ひと気のない街の上、ゆっくりと回転する巨大物体。日常の風景は一変していました。

ブンちゃんの残した光から、歩の連れていた「どっしる」や「しっしん」に似たものが生まれたことを、希紗は成基に打ち明けます。見せてくれるかと言われて、ちょっとだけリュックの紐を緩めてちらっとだけ成基にそれを見せる希紗。また何かに襲われないか警戒しているのでしょうか。

関内駅で降りる二人。あの下に行けば何かがわかるかもしれない、と一人で巨大物体の浮かぶみなとみらい地区の方へ行ってしまう希紗。そこから代替輸送バスに乗るので後を追えない成基は、りえぞーに電話して、希紗を連れ戻してくれるよう頼むのでした。

部屋でぼーっとしていたりえぞー。
りえぞーの部屋はシロクマグッズでいっぱいですね。シロクマことホッキョクグマは、見かけはかわいらしいですが、地球上で最も獰猛かつ凶暴な、地上最強の猛獣です。まさにりえぞーにぴったりですね(おい)。
近頃将棋をおろそかにしていたせいで、師匠に厳しく呼び出しを受けて行かなければならないので希紗を追うことが出来ない成基に、「他に頼める奴いないし」と言われてまんざらでもないりえぞー。しかし電話は電波障害で途中で切れてしまいます。

関内駅近くのビルで巨大物体を観測していたマッキーに、りえぞーから電話が。希紗のことを伝え、「捜して、止める。じゃあね」とコンパクトに指令を伝えるりえぞー。
マッキーもう完全にパシリ要員として認定されてますよorz しかし人間的にかなりの成長を遂げたマッキーは、速やかに指令を実行に移すのでした。

マッキー大人だよ。私はこの歳になってもとてもそこまで大人にはなれませんorz

あ、もちろんりえぞーも直ちに希紗を捜しに出動しますよ(誰に向かってフォロー入れんてんでしょうか私は)。

一方、桜木町駅まで歩いてきた希紗は、そこで警官に止められてしまいます。
「どうして?」
「正直言うと・・・実は私にもよくわかりません。でも、そういう決まりなんです。決まりを守ってもらうのが私の仕事で・・・お願いします、離れてください」
なんだか正直で面白いおまわりさんです。
仕方なく封鎖線に沿って歩く希紗。

封鎖線は大通りを離れるとだんだんいい加減になっていき、ついには三角コーンと通行禁止棒という、まるで工事現場の結界みたいなものになってしまっていました。

スカートが邪魔で棒がまたげない希紗。仕方なくスカートの裾をずるずるまくり上げていると・・・
「あ〜らら、阿呆、見〜っけ」
りえぞー登場。ていうかりえぞー希紗を見つけるの早すぎです。野生の狩猟本能のなせる技ですか? しかもいきなりアホ呼ばわり。横浜は関東圏ですので、アホは親愛の表現ではありません。
「りえぞー・・・」
「『リエゾオ』じゃないでしょ? スカートまくって何やってんのよ」
「駅からみなとみらい行けないから、ここからと思って」
「スカートまくってる説明になってないよ」
「引っかかっちゃうから」
「(ため息)・・・とことんおバカ。こんなの外しちゃえば、それで済むことじゃん」
手で棒を外しちゃうりえぞー。
「あ・・・そうか」
りえぞーが障害物を除去してくれたのを幸いと、ずんずん中へと入っていく希紗。
「ちょっ・・・待ちなさいって! 立ち入り禁止だよ!」
おバカはりえぞーです。止めにきたのにわざわざ障害を除去してあげてどうするんですか。
「でも行く」
「なんで!?」
「わかんないから行く」
仕方がないので希紗についていくりえぞー。さすがのりえぞーも希紗の超マイペースには手を焼くようですね。

そのころ、遅れて希紗を捜していたマッキーは、スカワラさんにメールで連絡を入れていました。しかし希紗とりえぞーが中に入った痕跡には気づくことが出来ず、通り過ぎてしまいます。

ぼやきながら希紗の後を追うりえぞー。
「クリスマスイブなのにさ・・・ったく、なんでこうなるのよ!」

師匠の家をあとにした成基は、りえぞーに連絡を取ろうとしますが携帯がつながりません。仕方なく渋々マッキーに電話する成基。こっちへ来るならバラバラに捜しても仕方ないから落ち合おう、と以前の頼りなさがウソのようにてきぱきと仕切るマッキーの対応に、少し驚く成基。
「マッキー・・・だよな?」

男子三日逢わざれば刮目して見よ。マッキーもいろいろ人生経験を積んで成長したんですよ。失恋とか、失恋とか、失恋とかしてね。

巨大物体の真下へとどんどん近づいていく希紗とりえぞー。ゆっくりと回転する巨大物体が太陽光を遮って織り成す光と陰で、周囲は幻想的とも、不気味とも言える光線で満たされていました。
「なんか、この世の終わりみたい・・・」とりえぞー。
「・・・なんか言った?」
「言ったよ! てか、怖くないの?」
「何が?」
「(ため息)・・・何でもない」

そんなこと言ってるうちに、希紗がなんちゅうか、けっこう異臭を放ってることに気づくりえぞー。
「う・・・希紗、(くんくん)あんた、お風呂入ってる?」
「・・・あれ? ・・・最近ずっと部屋にいたから・・・」
「ちょっとお、それでも女子高生?」
「学校行ってないもん」
「いや、女として、風呂入んないのはまずいって!」
「誰に迷惑かける訳でもないし・・・」
「希紗っていっつもそうだよね」
「何が?」
「中学の修学旅行の時だって、日光でさ、希紗がいないって大騒ぎになったの、憶えてる?」
「ああ・・・」
「あんだけみんな大騒ぎしてたのに、あんた、あれ、あの門なんだっけ?」
「陽明門」
「そう、それ、陽明門の前でずっと、ぼ〜〜〜〜っと突っ立ってたんでしょ?」
「・・・だって、あれってすごくない?」
「そーゆー問題じゃなくて!」
「見てたかったんだ・・・ず〜っと・・・」

『国際橋』と書かれた橋を渡りきる二人。

「マイペースも希紗クラスになると、『勝手すぎる』って言葉に変わるよね」
「そうかな・・・」
「希紗は勝手だよ」
「『どっちもどっち』かな、って思ったり・・・」
「どーゆー意味!?」

と、二人の行く手に何やら動くものが。希紗が「鳩かな?」と言ったように、遠目にはそれは何となく酔っぱらいの吐いたゲロにたかるドバトの群れみたいな感じでしたが、よく見るとそれは、黒っぽくごちゃごちゃしたマテリアルイーブルの集団が、地上に落ちて動かなくなった一体の白いマテリアルフェアリーを、よってたかってつつき回している光景なのでした。希紗たちに気づいたイーブルの群れは、寒色系の光の球に姿を変えて、二人の足下をかすめて飛び去っていきます。

さすがにこの辺りの描写はちょっと怖いです。非日常が日常を侵蝕している場所に二人が足を踏み入れてしまっていることを、静かに、それでいて不気味に描写しています。タルコフスキー監督の映画「ストーカー」の、エイリアンの干渉によって変貌した地域「ゾーン」をちょっと彷彿とさせるかも。

さすがのりえぞーもこれにはちょっとびびりますが、全く気にする様子のない希紗。構わず再び歩き始めます。
「ねえ、どこへ向かってるわけ?」
「臨港パーク」

一方、テレビ局で特番の収録を終え控え室で休憩しているスカワラさん。
「お?」
マッキーからの携帯メールを読むスカワラさん。
「あの子が動いたか・・・」
折り返しマッキーに電話して、希紗が「巨大マテリアルイーブル」に向かったらしいことを確認したスカワラさんは、一時間後に桜木町駅で落ち合う約束をし、大急ぎで局の弁当をかき込むのでした。

臨港パークについた希紗とりえぞー。ここは、歩についてきた「どっしる」と「しっしん」が希紗の「ブンちゃん」を破壊した現場です。
「ここに、なんかあるの?」
「なんとなく、呼ばれた気がして・・・」
「えっ」そりゃ常識人のりえぞーとしては引きますわな。

誰もいるはずのないここに人影を見つけて驚くりえぞー。その人影を見た希紗は、ハネタマゴを入れたリュックをかばうように前に抱え込みます。
人影は、どうやってここまでやって来たのかわかりませんが、歩でした。
「もしかして、あの晩の人?」
「うん」
「このまま帰る?」
「それは嫌」

二人に気づく歩。
「とりあえず、私が話つけてくるから」と言って、希紗を置いて歩に詰め寄るりえぞー。

いや、なんかそれって友達いじめた男子に文句言いに行くみたいなんですけど。とことん日常レベルで物事を判断するりえぞーも、希紗とは別の意味で面白キャラです。この辺が、「委員長キャラ」と言われる所以なんでしょうね。

「ちょっとあんた! ここで何してんの?」
希紗の方をまっすぐに見て、りえぞーを完全シカトの歩。
「ねえ!」
イラつくりえぞーを尻目に、希紗に声をかける歩。
「来たし」
「え?」妙なテンションのリアクションにりえぞーびっくり。
「待ってたし」
「はい?」そりゃりえぞーでなくても訳が分かりません。その口調とセリフは田菜で歩が出会った謎の男の子「わっくん」のものですよ。そんなの、歩にしか分かりません。何事ですか歩くん。

そこまで言って、素の喋り方に戻る歩。
「来ると信じてたから、待っていられた。だけど、すごく不安だった。来てくれて、ありがとう」

ああ、今のセリフは別に歩くんが壊れたわけじゃなくて、田菜で歩が来るのを待ち続けていたわっくんの気持ちと、今の自分の気持ちを重ねていたというわけなんですね。びっくりするじゃないですか。

ついに再会した歩と希紗(お風呂入ってません)。別に用もないのについて来ちゃったりえぞー。後を追うマッキーと成基、そしてスカワラさん。ついに物語も佳境を迎えつつあるようです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回は先週と打って変わって、横浜の実景を巧みに織り交ぜ、非日常に侵蝕されて変貌した日常世界を巧みに描いていました。やっぱこの物語は等身大の目の高さから見たレベルで世界を見ている方がぴったりしますね。

先週のスカワラさんの暴走っぷりにもそれなりのフォローが入っていて安心しました。

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