絶対少年#26「頼りなく豊かな冬の終わり」
ううっ
希紗がちゃんとお風呂入るところまで見届けられて感無量です。
予想通りのあっけない結末でしたね。
お話は終了して、興味ある人は提示された素材を改めて吟味し直して自分なりに考えてみたり、興味ない人はまた別のお話に目を移したり。どちらでも。
押し付けがましくない奇妙な距離感のあるお話でしたね。
不可視なものを「特別なもの」と考えたり、自分が「選ばれた」と過剰な自意識で意味付けしたりすることを排する態度がこの物語の基本的なスタンスです。
目に見えない世界のものは存在するとしても、それは日常と地続きなものであって、たまたま我々の目に見えないだけで別に特別な意味はない。ただ「目に見えないもの」として淡々とそこに在り続ける。
時に垣間見えるとしても、それを人が意味付けしても、それは意味付けしたというだけのことであって、それに人間の言葉で都合良く説明できるような固有の意味があるわけではない。
「人は自分の見たいものしか見えない」
あらゆる存在は人によって意味付けされて初めて存在として認識される。その意味付けの外側にあるもの、それを時に人は認識して、この世界は意味付けられた世界の中に「閉じていない」ことを知る。
でも人は、それを意味の外側の存在として認識し続けることは出来ない。人は意味のあるものしか認識し続けられないから。だから、意味世界の外側にあるものは、宗教やオカルトその他もろもろのもので無理矢理に意味付けられ、我々の世界に引きずりおろされる。意味付けによって我々の世界に取り込まれる、というべきでしょうか。
「意味は、ない」ということを伝えようとしたのがこの作品でした。
それをむなしい試みと思うか、何か心に響くものを感じるか、「もう知ってるよ」と思うかは、受け取る人それぞれの側のことだと思います。
激烈な感動は過剰な意味付けと表裏一体ですから、当然この物語は淡々と終わりを迎えます。「意味のない」ものに何の存在価値も認めなければ、許しがたいことかもしれません。
でも、それは単純に「無意味」と言うわけじゃなく、逆に「言葉による意味付けなど不可能なほどに豊穣な意味に満ちている」ということなのかもしれません。
それでは、あらすじいってみましょう。
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あらゆるところから発生していく暖色系の光。いつしか横浜の街を埋め尽くしていきます。
ポーちゃんの消滅を見届けた橋の上でへたり込む希紗。
「なんでだろう・・・・どうしてこんなことが起こるの?」
希紗をいたわって側にかがみ込む成基を見続けることに耐えきれず、その場を走り去るりえぞー。あんたは自分のことしか考えられんのですか、と突っ込むのはちょっとかわいそうですか。りえぞーを追うマッキー。チャンスだチャンス、ハイエナレツゴー!
一方スカワラさんはなんで歩くんがそこにいるのか分からず詰問。
「プライベートな事情」
なおもしつこく問いかけるスカワラさんに背を向ける歩。
「この期に及んでまた逃げるわけ?」
「あの二人、今はそっとしといてほしいから」スカワラさんを連れて希紗と成基の側を離れる歩。
「あらあら、青春中?」そーゆーデリカシーのなさが田菜でスカワラさんが嫌われまくってた理由なんだと思いますよ?
せっかく集まった6人は、瞬時に3組にばらけてしまいます。ナイス肩すかし、ていうかこういうアンチドラマ的展開がこのアニメの妙なおもろさなんですよね。
二人その場に残った成基と希紗。
力の抜けまくった希紗は、そのまま路上にごろんと横になってしまいます。落胆は分かりますが、いくらなんでも力抜け過ぎですよ?
「あたしって、ダメだ・・・」いやそれは分かってます。風呂入ってください。道に寝ないでください。
「そうか?」と成基。そうですってば!
「だって、成基やりえぞーに迷惑かけるばっかだし、ブンちゃんも、ポーちゃんもいなくなっちゃった」
「ブンちゃんもポーちゃんも、希紗の前から、好きでいなくなったわけじゃないだろ? それに、俺はここにいるし、りえぞーもいる」いや、りえぞーはどっか行っちゃいましたってば。
「りえぞーも、成基もきっと、あたしの前からいなくなる。あたしを嫌いになる」
横になったまま膝を抱える希紗。黒ストッキングがなかなか素敵なおみ脚です。
「ごめんね・・・」
「なんで謝る? 起きろよ、地べたは冷たいだろ。なあ、それが望みなのか?」
「望み?」
「希紗は、どうしたい? どうなりたい?」
「・・・成基は、よくそう言うよね。どうしたい? どうなりたい? って」
「そらあ、だって、まず、そっからだから」
成基はプロ棋士という目標があるけど、自分はどうしたいのか分からない、自分には何もないからという希紗。
ダッシュするりえぞーを猛追するマッキー。全力でりえぞーを追い抜き、翻ってダッシュしてくるりえぞーを自らの胸で受け止めます。ナイス力技、今日のマッキーはひと味違うぜ!!
「マッキー・・・ ちょっと、泣く・・・」
マッキーの胸で泣くりえぞー。ハイエナチャンス依然継続中です。どうするマッキー!
一方歩くんに体よく4人から隔離されちゃったスカワラさん。お邪魔な年増のお守りは歩くんに任せときましょう。美紀ちゃんには黙っときますから。
ブンちゃんの破壊シーンも、ポーちゃんの破壊シーンも、肝心なところを見逃したと悔しがるスカワラさん。人の不幸がそんなに見たいんですか。このマスコミ人。
「ねえ、谷川さんが持ってたの、フェアリーに変わったって聞いたけど、そうなの?」
「だったら?」
「それって、すっごい重要なことじゃない?」
「スカワラさんの『重要』って、何?」
「そりゃあもちろん、『真実の報道』!」
「変なこと聞くけど、『真実』って、ちゃんと人に伝えられるものなのかな?」
「お? ・・・て、誰に言ってる!? これでも私、ジャーナリストだっての!」
「そうだよね」
「でも、分かるよ。言いたいこと。・・・私も考えたもん。例えばニュースは、どこかで災害があったことを伝える。死者何人、行方不明何人、その数字で、私たちは災害の大きさを知る。だけど、それで本当に知ったことになるのか。・・・きみが言いたいのは、そういうことでしょ?」
「『猫おどり』の夜の出来事の本当の意味は、スカワラさんの本じゃ伝わらない」
自分の仕事を全否定されてムカッとなるスカワラさん。
「あんたねえ、いっぺんグーで殴ってやろうか?!」
「殴られるのは困るけど」
「殴る気なんてないよ」
「災害のたとえでいうと、本当に知ってるって言えるのは、被災者とか・・・」
「現場で救助活動にあたったり、遺体を収容したりした人たち・・・。そう、残念ながらその通り。数字に置き換えられた『事実』は、間違いではないにしても、『事実』の劣化したコピーにすぎない。だからこそ、私たちは『真実』を・・・」
「僕が分かんないのは、そこなんだ。・・・『真実』って、一つなのかな? 『事実』は、起こった出来事は一つでも、『真実』って、人の数だけあるんじゃないかな、って・・・」
「あるよ。人の数だけ。でもそれじゃ報道の仕事が立ち行かないから、ウソ偽りのない『事実』を『真実』って言ってるだけ。あとは、『事実』の内にある『真実』に、どれだけ肉薄できるか。と、そういうこと」
「その時に、全ての情報はスカワラさんってフィルターを通るわけでしょ? スカワラさんは『自分に都合のいい真実』を選んでるだけ、じゃないって言い切れる?」
「じゃあ、私が予断を持ってるって? ・・・」ちょっと考え始めるスカワラさん。
希紗と成基。
自分には将棋しかないから将棋にしがみついてるだけだ、という成基。
成基は将棋を選んだけど、自分は選ぶことさえ出来ないという希紗。
「いや、選んでるよ」
「え?」
マッキーとりえぞー(あだ名コンビ)。
なんとか平静を取り戻すりえぞー。すかさずティッシュを手渡すマッキー。手慣れたもんです。
「マッキー、女の子だったらよかったのに」りえぞー、それが胸で泣かせてもらって言うセリフですか。
「やだよ。僕みたいな女の子なんて、僕はやだ」
「よく気がつくし、いいと思うけどな」
「僕が女の子だったら、理恵子ちゃんとは友達になってないと思う。・・・何となくだけど、そう思う」
歩くんとスカワラさん。
「スカワラさんの本って・・・ スカワラさんにとっては不本意かもしれないけど、フィクションの形にしてよかったって、僕は思う。あれがスカワラさんにとっての『真実』だとしても、僕のとは違う」
「私の知らないこと、あるんだ」
「あるよ」
「何?」
「・・・『わっくん』」
希紗と成基。
「あたしが、何を選んだ?」
「ブンちゃんと、関わること。希紗は、それ、まだ放棄してないだろ?
マッキーとりえぞー。
「なんで? どういう意味?」
「理恵子ちゃんはいつも光の中にいるから、同じ女の子だったら鬱陶しいかも」
「鬱陶しい・・・」
「ゴメン。でも、そんな感じ。でね・・・」
「で、なによ?」
「谷川は逆。いつも陰にいる。どっちにしても、なんかなぁ、って・・・」
「私と、希紗・・・」
歩くんとスカワラさん。
「『わっくん』って、もしかして、河童?」
「ちがうし、話す気、ない」
「おお?」
「僕らが『何者』か、説明できる?」
「唐突だなあ。さっきの文脈からすれば『霊長目ヒト科の哺乳類』って説明は答えになってないね?」
「スカワラさんの求める『真実』って・・・」
「そういう『分かったような気分』になれる、簡単な『説明』なんじゃないか、って?」
「・・・あのさあ、スカワラさん!」
それぞれの場所で、同じような結論へと達していく3組。
希紗。
「ブンちゃんも、ポーちゃんも・・・」
りえぞー。
「同じだって言うの?」
希紗。
「同じだから、これは・・・」
歩。
「これは、『戦い』なんかじゃない」
希紗と成基。
「これって、みんなが思っているような、光と闇とか、善と悪とかの『戦い』じゃないんだ・・・」
「戦いじゃないなら、なんなんだ?」
「んと、『分身』を捜してるのかな・・・」
「『分身』て、『分身の術』のあれ?」
「・・・うん。ブンちゃんがあたしに馴付いたのも、オブジェからポーちゃんが生まれたのも、あたしがそうだったから」
「希紗が、ブンちゃんやポーちゃんを必要としたから?」
「そう・・・そうなんだけど、ちょっと違う。・・・ああ、どう言ったらいい? んーと、言葉が・・・」
「ゆっくりでいいから」
「うん」
「ブンちゃんやポーちゃんが、希紗の『分身』てこと?」
「そういうのもあるけど、本当の『分身』は違うとこ。・・・『あっち側』にいて・・・そっか、あたしが望んだから、ブンちゃんもポーちゃんも『こっち側』に・・・あたしんとこに、来てくれたんだ」
マッキーとりえぞー。
「それ、納得いかないから」
マッキーに、希紗と一緒くたにされて不満そうなりえぞー。
「どうしてあたしたち、ひとくくりなのよ?」
「ゴメン、ひとくくりにしたつもり、ない」
「だって」
「んっと、最近の理恵子ちゃんはちょっと違うけど、前は絶対、人にいやな顔見せなかったでしょ?」
ふええ、そんないい人のりえぞー想像もつきません。むしろ一度見てみたいです。
「それが大人ってもんよ」うわ、りえぞー肯定してますよ。
「うん、僕もそういうのが大人になるってことだと思ってた。だから僕、大人になるのいやだった」
りえぞー、さりげなくひどいこと言われてますな。
「マッキーはそうだよね」
「我慢するのが大人なら、僕、今だっていっぱい我慢してる。我慢は必要・・・だけど、我慢するばっかじゃダメなんだって、今はそう思う」
「ちょっとだけ、分かる気がする」
「ねえ、そうやって無理して我慢した『思い』って、どこに行くんだろう?」
「は? 『思い』?」
「谷川も一緒、彼女からあふれたマイナス思考は、一体どこへ行くんだろう」
歩くんとスカワラさん。
「そうね。私、二つの光は、対立するものだと思ってた。それを予断と言われれば、そうかもしれない。でもね、だからっていきなり『戦いじゃない』って言われてもさ」
「これが『戦い』だったら、谷川さんとこのあれの説明がつかない。これは今度が初めてのことじゃない・・・テレビで言ってたよね?」
「言った。今だってそう思ってる」
「僕もそう思う。暖色系の光も、寒色系の光も、昔からいたし、これからもいる。『世界の被膜』に穴が開いて、たまたまそれが見えているだけ。これって、『自然現象』に近いもんなんじゃないか、って思うんだ」
「言うに事欠いて『自然現象』って・・・」
「『自然現象』って言い方が乱暴なのは分かってる。・・・たとえとしてなんだけど、『対消滅』ってあるよね」
「物質と反物質がどうとか、粒子と反粒子がどうとか、そういうんだっけ」
「そう、見たことないけど、それはどっかで普通に起こってることで、それに近いんじゃないかなって」
「ちょっと待って。考え中・・・。『不動明王の使い』も同じ『付喪神』?」
「全部同じじゃダメ?」
「いや、ダメじゃないけど・・・」
希紗。
「全部、あたしなんだ・・・」
そのとき。
横浜の街中から溢れ出し、空へと上っていく暖色系の光。「ときみや」にたむろしていたじいさんたちも外へ出てきて、その壮観な光景に見とれていました。
巨大物体(スカワラ説による巨大マテリアルイーブル)に吸い上げられるように上っていく暖色系の光の大群。それとぶつかって、外縁から侵蝕されるように光を放って少しずつ消えていく巨大物体。
マッキー。
「たぶん、『思い』はカタチになるんだよ」
希紗。
「あたし・・・あたしのとこに、ブンちゃんも、ポーちゃんも、来てくれたんだ」
「壮観ですね」
じいさんたちと一緒に公園でその光景を見上げていたはなさんに、ルンペン芸術家の羽鳥次郎さんが声をかけます。
「おやまあ。変わりないようだね」
「でもきっと、これからは変わりますよ。いろいろと」
「どうだかねえ」
「世界は我々が思っているよりも、遥かに複雑で、豊かで、不思議に満ちている。こんな思いがけない形でそれを見せつけられたら、変わらざるを得ませんよ」
「こんなことなら、昔の人はみんな知ってたさ。あんたらがただ忘れてただけじゃないか」
「忘れてたことを思い出すのは、変わるきっかけにはなりませんか?」
「変わる変わる言ってるうちはダメだね」
郊外のマンションからそれを見ていた深山美佳ネエは、田菜にいる妹の美紀ちゃんに電話します。
「うん、今、テレビで観てるよ」
「うちから見えるんだって。すごいよ! ・・・てか、あんたのカレシは大丈夫なの?」
「えっと・・・連絡とれない」
「え〜、それって心配じゃない?」
「ん〜、なんかね、真下にいそうな気もするんだけど、たぶん大丈夫。心配ない」
「え〜!?」
美紀ちゃんはいつも不思議現象の蚊帳の外にいますけど、どっしり構えてますよね。あの肝っ玉は一体どこから来るんでしょう。
暖色系の光の大群を吸収し尽くして、光を放ってみなとみらいの上空で消え去る巨大物体。
それを見上げる希紗と、その希紗を見ている成基。自分を見ている成基に気づいて、ちょっと頬を赤らめてはにかむ希紗。
何かが終わりました。
翌朝。
朝っぱらから「ときみや」二階のスカワラさんのゴミ屋敷・・・もとい下宿に呼び出されたマッキー。
今回のことを本にまとめるので、文章チェックに協力してほしいとマッキーに頼むスカワラさん。朝食はコンビニおにぎりです。
「で、学校は?」
「今日はもう終業式だけだし・・・」
「それでも、ちゃんと行く!」
「そんなあ、呼んどいてそれは・・・」
しばらくサボっていた将棋の研究会に参加するために、久々に将棋会館へと出かける成基。電話してた将棋仲間の声は望月監督でしょうね。
歩の携帯へかかってくる電話。
「あの・・・なんかお礼言いたくて」電話の主は希紗でした。
「僕は何もしてない。ただ、古い友達がしたみたいに、待ってただけ」
「そんなこと言ってたね。古い友達って?」
「わっくん」
「座敷童?」
「えっ」
「そんなわけないか。あたしね、小さいとき座敷童と遊んだことがあるっぽくて。憶えてないんだけど『わっくん』って名前、つけてたんだって。童(わらし)だから『わっくん』かな?」
なんと希紗は風呂場にまで電話線を引っ張ってきて、湯船の中から電話していたのでした。ううっ、やっとお風呂に入ってくれて嬉しいですよ(涙)。希紗がお風呂に入るところを見届けられて、もはや何も思い残すことはありません。
「まさか・・・田菜?」希紗の言葉に驚く歩。今の希紗の姿を見たらもっとびっくりしますよ。美紀ちゃんだってまだ見せてくれてないでしょ?
「タナ? 何?」
「地名」
「場所か。青森の・・・なんてったかな、確かまだ、幼稚園前で」
「東北なんだ・・・」
「あれ、なんか変なこと言っちゃったね。待っててくれて、嬉しかった」
「うん」
「ありがとう」電話を切る希紗。
「童(わらし)の『わっくん』・・・。『頭屋の森』の、座敷童?」そのまま美紀ちゃんに電話する歩。
「おはよう、早いね」
「ちょっとね。聞いてほしいことが、いっぱいあるんだ」
「ふ〜ん・・・聞いてあげる」
登校するりえぞー。誰かに声をかけられて振り返ると、そこには制服姿の希紗が。
ううっ、希紗の制服姿が見られるなんて。見事なまでに似合ってませんよ。
「どうしたの!?」素っ頓狂な声を上げるりえぞー。
「学校行こうと思って」
「・・・て、終業式だけなのに?」
何言ってんですかりえぞー、終業式こそ不登校解消のナイスチャンスなんですよ。気まずくても次の日から休みだし、新学期から登校しても前学期顔出してたらあまり変に思われないんですから。
「今日から行くって決めたから、今日から行く」
「なんだかな〜・・・」
一緒に歩いて登校する希紗とりえぞー。
「・・・制服って、寒いね」希紗、くじけるの早!
「女子高生はね、脚に感覚がなくなって一人前」
「無理。絶対無理」
「ふ。今までサボってた罰だな」
「りえぞー、ホントに寒くないの?」
「いや・・・・・寒い・・・」
大笑いする希紗。
ううっ、希紗の大爆笑まで見れるなんて。
プロ女子高生のりえぞーはああ言ってますけど、冬は暖かい格好してる女の子の方が、不自然に薄着してる女の子よりかわいいと思いますよ。あくまで個人的好みですけど。寒くて血管が浮き出た太ももなんて萌えません。
「完」
まさか、次回予告にまで最終回があるなんて思いませんでしたよ。それで40秒延長ですか? まあ、久々に潮音ちゃんや平五郎さんや阪倉が観れて良かったですけど。
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日常を覆すようなカタルシスがあるでなく、今日と地続きの明日の中で、何かを少しずつ変えていこうということ。難しいし、理解されづらいかもしれませんね。私たちは物語に非日常的カタルシスや「世界の謎の鮮やかな説明」をどうしても求めがちですから。
そういう私たちの視点の代表がスカワラさんなのかもしれません。
可視の世界の外側にあるものを含めて、この世界は豊穣さに満ちている。でも、私たちが生きていくのは、他でもないこの可視の世界の内側でしかないし、そこから逃げることは出来ない。そういうことでしょうか。
この物語らしいささやかだけど、それでいてなかなかに味わいのある結末でした。
あと、やはり寒色系と暖色系の循環は、陰陽をモチーフとしていると考えて良さそうですね。だからその相克は「戦いじゃない」のでしょう。
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コメント
はじめまして。
最終回のテキスト参考にさせていただいております。
耳で聴いただけではピンとこなかったんですが、文章として読むと分かりやすいですね。まんりきさんのおかげです。ありがとうございます。
それにしても長文のテキスト起こし。ご苦労さまでした(^^;)
投稿: のぞみまつき | 2005.11.21 22:02
コメントありがとうございます。
テキスト起こし、ですけど、「絶対少年」のようにダイアローグ重視の脚本アニメの場合、何よりも自分自身が物語を理解するために重要なセリフを書き出して吟味したい、と言う動機で思わず長々と書き出してしまうんですよね。だから一番このブログを読んでるのは私かも知れないです。
それが他の方にも参考にしていただけるならば喜ばしい限りです。
投稿: まんりき | 2005.11.22 23:15